潰れない会社にするために…−2

業績係数管理を「会計事務所任せ」にするリスクは、実はかなり高く、会計事務所はすごい数のクライアントを抱えているのが現状です。

労働集約型の産業の典型であり、1社1社の現状に寄り添うにはマンパワーの不足が現実なのです。

もちろん信頼できる会計事務所もありますが、経営者はある程度の業績数値管理は、「潰れない会社にするために」に必ず必要なタスク(仕事)であると心得ましょう。

優秀な事務スタッフがおられ、管理は万全という会社においても、業績報告はまめに行い現状認識しておくことが必要なのです。

また、経営基盤を強化しておくことが重要です。

経営基盤の強化は「依存度を低くすること」が大切です。

お客様(客数・ファン数)を増やして、契約解除や営業失注のリスクを回避する。

仕入先や外注先も1社独占はリスクが高まります。多ければ良いというわけではありませんが、依存するのはリスクがあります。

見積もりや入札は極力避けて、信用と信頼で結ばれる仕入先・外注先は2社ほど(ひとつの事業につき)ネットワーク化しておくことをお勧めします。

最後に、人財を採用・育成することです。中小企業経営は、人が最大の資産であり資源です。

人を大切にしない経営は、いずれ淘汰されますし将来はありません。

日本の頑張っている中小企業(長期に躍進している企業)は、すべからく人財を大切にする(活躍する)経営に徹底しており、人件費が経営の目的として位置付けている企業もあります。

 

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