経営戦略とは…その立案手法と方向性

「経営戦略」という言葉…かなりの人が耳にしたことのある、市民権を得た言葉だと考えることができます。

しかし「経営戦略」という言葉を的確に理解しているコンサルタント(士業)や会計事務所スタッフがどれほどいるでしょうか?

前職の会計事務所にも、経営戦略を分かった風で分かっていない言動をする上司コンサルがいましたが、さもありなんですね。

経営戦略は、一言でいうと「何を、どこに」という概念をいいます。

この「何を」は自社のUSP商品やサービスのことを言います。つまり、差別化された、自信のあるユニークな商品・サービスのことです。

「どこに」は、売り込む(提案していく)お客様ターゲットのことです。

ターゲッティングは、絞り込みが必要です。中小企業は、全方位型の商売は向きません。

ニッチで泥臭い、そしてお客様満足度を上げることに注力した商品政策が求められます。

では、「どうやって?」売り込むか?これが戦術と呼ばれているもので、マーケティングやブランディングは実はこのフェーズに当たるのです。

各種経営戦略は、経営者が独断で考案することは極力避けたいものです。

企業は、人財力がその趨勢を決めます。

人材を人財へと育むには、経営者が自ら”育む”姿勢を持つことが大事です。

ですので、戦略会議なるものを開催し、スタッフや幹部を交えた多方面からの多角的で立体的な戦略を立案しましょう。

経営戦略は方向性が大切です。

立案された経営戦略が、経営理念にベクトルが向いているか?事業計画書に盛り込まれているものか?

そして、動機が善なりか?

留意することが絶対条件です。

 

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