コンサルタントができること(立ち位置)…。

経営コンサルタントと呼ばれる仕事に携わっている人は、10万人いるとも言われています。そのうち、中小企業診断士は2万人ほど。各地の協会に登録して活動している診断士は1万人ほどだと言います。

経営コンサルタントを生業としている人の中で、ホームページ(以下HP)を設けている人も少なからずいます。小生もその一人です。

ときどき、同業者のHPを閲覧させていただくことがあります。

とてもいいな〜と思うHPもあれば、これはどうかな??とセンスを疑うHPもあります。

センスとは、デザインや見易やすさのことではありません。記載している内容のことです。

例えば…「クライアントA社。キャッチコピーを変えたら顧客が150%増えました!」とか「潰れかけた企業の強みを見出し、フレーズ化したことでV字回復。利益も◯◯百万円達成!」などという自分の功績をひけらかすような内容。

このような成果を具体的に記述できるコンサルタントは、そのクライアントに10年以上長期支援に関わったベテランです。

コンサルタントが、こんな具体的な定量功績の記述をして恥ずかしくないのでしょうか?センスを疑う前に、プロとしての謙虚さを疑います。

経営コンサルタントであれば、クライアントの業績成果を我が事として喜びこそすれ、自分の功績を自分で自慢すると価値を下げます。

 

医者が患者の治療成果を自慢しますか?恥ずかしいでしょう。

病気を治癒するのは、患者様の力なのですから。

このブログで何度も訴えていますが、クライアントの業績成果は、コンサルタントの功績ではありません。クライアント様の絶え間ない粛々とした努力の賜物なのです。

経営コンサルタント(中小企業診断士)ができることは、クライアントに寄り添い、縁の下の力持ちとして影ながら支援するという地味で泥臭い”お手伝い=補佐”なのです。

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