経営基盤強化メカニズム−2
経営基盤を強化する上でもっとも大切なフェーズは、理念を打ち出して”理念経営”を徹底すること…と前回書きました。
今回は、経営理念の具体的創出方法の進め方について書きます。
経営理念は、単なるキャッチコピーではなく、ましてや見出しでもありません。
中小企業経営者に「経営理念がないなら、創ったほうがいいですよ。インターネットに他社の事例がいっぱいありますから参考にしてください…」と平気で言うコンサルタントもいましたが、全くもって思い違いです。
経営理念は、「美しい言葉で表した、自社の存在価値」と言っても過言ではありません。
したがって、オリジナル性あふれる言葉・想いが表現されていなければならないのです。
社員参画型による研修スタイルでの「経営理念創出会議」を実施して、策定する方法をお勧めします。
経営理念は”できるだけ短いフレーズ”がいいと、小生は主張しています。
経営理念に向かっていくための行動基準(約束)を、3つの視点から策定します。
3つの視点は「社員への約束」「お客様への約束」「関係先(仕入先など)への約束」です。
最後に、中期(3〜5年)ビジョンとして今旬の約束事をフレーズ化し、完成です。
いざ、実施するとなると簡単な作業ではありません。できれば、我々のような外部有識支援者をファシリテーターとして参画させましょう。
時間にしてざっと15時間ほど(1日あたり5時間×3日間)かかります。
そんなに時間をかけるの??と思うことなかれ。次回に「経営理念創出会議」のプログラム例を書きます。
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