ビジネスは無限である、コンサルティングは無限である
中小企業経営者に、現在の業況苦戦している原因を尋ねると…「近隣に大型ディスカウント店舗ができたから」とか「消費税が始まったから」などと外部環境に責任転嫁する方がおられます。
大型ショッピングセンターの台頭や、消費税のUPなど突然始まった現象ではない。
いずれ直面する逆風だと知りながら、”打ち手”を講じてこなかったことが”原因”なのです。
いつの時代も、どんな景気でも”経営戦略(打ち手)”は無限だと信じて、逆張り経営を徹底している中小企業はあるのです。
まさに、ビジネス(事業)は無限の可能性を秘めています。
経営者として、外部環境に責任を転嫁するならば、即刻事業を畳んだほうがいい。いずれ、やってくる逆風に立ち向かうことができずに、倒産の憂き目に会うことが必然です。
また、中小企業診断士として現場を駆け回っていると”コンサルティング支援も無限である”ことに気付かされます。
どんな企業でも課題があり、とくに中小企業は課題難題の連続です。
経営者と一緒に、幹部・社員の方々と寄り添いながら、課題難題解決に向き合わなければなりません。
課題解決の手法・戦略は無限なので、実践具体策を立案し、優先順位をつけて実行していく。
優先順位は「効果性(効果が大きい策)」「経済性(コストを勘案)」「持続性(続けることができるか)」から検証します。
業績向上・回復が課題ならば、コストを下げるよりもまずは収入(売上)を上げる戦略から考えることが優先です。
コスト削減ならば、人件費(未来経費)よりも水道光熱費・交際費・地代家賃などの現在経費を削減する策が優先なのです。
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