知性は知識を集め、知識は知恵の温床となる

知性というのは、物事を知り考え、判断する能力と一般的に理解されています。この知性は、社会人にとってとても重要なスキルだと考えています。

まず”知らないことを知る”喜びを、喜びと思うか何も考えないかでは、学び方・働き方に多く影響してきます。

知性があれば、豊富な知識を得ることができます。知識は情報そのものです。

そして豊富な知識は、”知恵”を育みます。

社会では知恵がもっとも大切であり、知恵は中小企業経営にとってとても大切な財産となりえます。

経営資源に乏しい中小企業経営にとって、構成員(メンバー)の知恵こそが武器となりえます。

 

中小企業の社員教育を考えた場合、経営理念に沿った「ものの見方考え方を統一する」内容を盛り込むことと同時に、知性を磨き、知識を集めて知恵に変換する内容を盛り込むことが重要です。

中小企業の社員教育は、手法やテクニックを学ぶ前に、姿勢や意思を強化する(気づかせる)ようなプログラムが望ましいです。

「売り方」や「作り方」などの「…な方法」だけを学んでしまうと、テクニックに走る社員が出来上がります。

「策士策に溺れる」という言葉があるように、テクニックだけの仕事は限界があります。

まず大切なのは、自ら知性を磨く社員を育てること。

知性を磨けば、知識を集め始めます。そして、知恵に変える具体的な啓発プログラムを立案し、実行していくことが重要です。

 

表題の「知性は知識を集め、知恵の温床となる」は、現場で社員教育に携わる上で出した結論です。

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