損益分岐点から導き出すマーケティング戦略
損益分岐点売上高をご存知でしょうか?「この売上以上になると利益が出はじめるという分岐点」のことです。
英語では、『Break Even Point(ブレイクイーブンポイント=BEP)』といいます。
BEPは、未来会計(未来を描く企業会計)を立案・策定するのに必要な経営指標です。
マーケティング戦略を立案する時、売上高の分解公式を念頭に入れなければなりません。
売上は、客数×客単価で算出されます。もっとも重要な(増やしていかなければならないのは)単位は、「客数」です…というのはこのブログでも再三訴えてきたところです。
客数といっても「誰でもいい」というわけではありません。「顧客」と呼ばれるファン層のことです。
小売店や飲食店などでいうと、リピーターと呼ばれる方々のことです。
この客数(顧客数)を、あとどれほど開拓すればBEPをクリアできるか…。これがマーケティング戦略の基本中の基本なのです。
客単価は、いわば「ひとりのお客様が支払うお金」のことです。財布の中身は限界がありますよね。
ですので、客単価を増やす戦略・戦術は二の次です。客数が増えていれば、客単価を上げていくオペレーション(戦術)は無限にあります。
反対に、客数が減ってきていると客単価をあげる戦術は限られてきます。マーケティング戦略においてもっとも避けたい事態は、「打ち手がなくなること」です。
打ち手さえあれば、打開できる…それがマーケティング戦略の考え方です。
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