自分の会社は自分で守るという気概
外部環境に翻弄されがちなのが企業経営の実態です。しかし、結果的業績が好調な中小企業はいつの時代でも存在し、好景気・不景気に左右されない基盤を構築して躍進しています。
まさに「敵は内にあり、見方も内にあり」です。
恩師・坂本光司先生は「景気は有効需要で決まるのではない。有効供給が創り出すのだ」と言われました。
まさにその通りだと思います。
お客様が”喉から手が出るほど欲しい”商品、サービスを開発(仕入れ)、提供する…。たまたま来たお客様が、次からは”わざわざ”来てくれるようになる…そんな企業経営を目指したいですね。
また。企業経営は他人が守ってくれるものではありません。自らの手(経営者の手)で守っていくものです。
外部支援者(コンサルタントや会計事務所、社労士などの士業)に相談を持ちかけることは歓迎されますが、依存してはなりません。
信頼と依存は全く異次元のものです。
経営者は、自らの事業の全責任を負う覚悟が絶対に必要です。
以前(2年ほど前)ですが、ある飲食店経営者から、新発売の商品に関する価格を”決めて欲しい”との依頼を受けたことがあります。
もちろん、「社長はどうしたいのですか?」と返しましたが、相談と依存の違いはこのことです。
原価も知らずに商品価格など決められますか?
「この価格にしたいのだけれど、意見を聞かせてくれ」…これが相談というものです。
支援者との上手な付き合い方は、この信頼関係を維持できるかどうかで決まります。
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