うまくいかない要因の根源は?
社員(構成員)が一方的(わがまま)な言い分ばかり行ってきて困る…。とか、組織・チームがうまく機能しない…とか、ひいては売上(業績)が伴わない…など、さまざまな課題を抱えるのが中小企業経営の実態と言えます。
うまくいかない根源を突き詰めていくと、経営者自身の覚悟と運営方法に課題があることが多いものです。
結局のところ、経営は外部(景気や社会情勢)に問題があるのではなく、内部(経営自体や運営方法)に問題があるのです。
経営の目的を、”儲けるため”と位置付けた場合に陥るのが、経営者の「裸の王様」現象でしょう。
現場社員やスタッフは、経営者の姿勢(あり方)をよく見ています。なぜなら、もともと人間には帰属意識があり、所属している組織が”悪くなる”状態になることを望んでいないからです。
大抵の方が、所属組織(会社)がいい方向に行くことを望みます。それなのに、経営者がきちんと現場に向き合って、”いい会社組織”にしていく覚悟を示さなければ、不平不満が募っていきます。
結果としてモチベーションが下がり、退社していく社員が増え、”人財力”が削がれて会社の持つパワーが下がっていきます。
中小企業の現場を駆け回っていると、「経営は人間を見つめることである」とつくづく思うのです。
であるならば、経営者自身が「人間(スタッフ)」を見つめることから逃げてしまっては、経営がうまくいくはずもありません。
経営は「社員とその家族の幸せの実現のためにある」といっても過言ではないのですから。
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