経営基盤強化メカニズム−7
強固な経営基盤を作ること。これが、中小企業が取るべき大きな方向性です。営業戦略については先述しましたので、今回は二つ目、商品開発戦略について書きます。
商品やサービスの開発は、オンリーワンの源泉ともなるべき大切な戦略となります。
中小企業経営の理想は、「高品質、高価格、高付加価値」経営なのですから。商品(サービス)開発に注力しない経営は、結果最大のタブーである「価格競争」陥ります。
同じ商品や同じサービスのお店があった場合、消費者(お客様)は価格の安い方を選択するのが常識だからです。
製造業ならば、他にない「いいモノ」を。飲食店ならば、とても美味しく「評判になるメニュー」を。卸ならば、独自の仕入れルートを開拓して他にはない商品を仕入れることが重要です。
サービスにしても同様。自社オリジナルのサービスを開発します。他では味わえないような接客手法やメソッドを開発して社内に浸透させ、独自感を演出するのです。
つまり「あそこの会社(お店)はちがう…特別だ…」と思ってもらうようなサービスを徹底する。
これがすなわち”ブランディング”というものです。
ブランディングの源泉は、提供商品の品質(クオリティ)が左右します。ブランディングは、決して広告展開や営業展開がもたらす産物ではありません。
ブランディングを極めた会社は、営業しなくても引き合いが来ます。「あなたのところに頼みます。まちがいないから。高く(高価格)ても構いません…」お客様が言ってくれることがバロメーターです。
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