中小企業診断士は稼げる資格である−20

中小企業診断士の仕事は経営コンサルティングです。当たり前ですが…笑。では経営コンサルティングとは一体なんぞや?と問われて、一言で回答できるプロは…?意外と少ないのが現状ではないでしょうか?

この命題はさておいて、後述しようと思います。

今回は、中小企業診断士の報酬の形について書こうと思います。これから、フィールドに出て中小企業診断士(経営コンサルタント)として活躍しようと思ってる方々に、少しでも響けば…と思っています。

成果報酬型コンサルティング(?)という言葉を使う輩がいます。経営コンサルティングに”成果”の定義はありません。

以前、公認会計士の先生に「クライアントを紹介したい。社長は成果報酬でフィーをお支払いしたいと言っている。どうか?」と言われたことがあります。その時は、即答で「お断り」しました。

ずいぶん甘く見られたものです。中小企業診断士のミッションは、クライアントの成果(これが売上や利益とするならば)を目的とするものではありません。

成果(売上や利益)は、あくまでもクライアント様が一生懸命頑張った末の結果現象なのですから。

経営コンサルタントが成果を上げたのではないのです。

中小企業診断士の基本的報酬の形は、固定報酬もしくはスポット報酬になります。

固定報酬は顧問もしくは定期プロジェクトの実施支援報酬として。スポットは、一時的な研修や期間限定の実施報酬として発生します。

売上や利益が◯◯%上がったから、報酬を◯◯にする…などの成果(?)報酬型契約は、締結しないようにしましょう。

成果というのは、測定が難しい。

先述したように、売上や利益の向上というのは様々な要因が絡み合い実現するものです。

”コンサルタントの成果だけではない!”ということを断言しておきます。

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