経済の緊急事態に対応する中小企業経営−2

「仕事は創り出すものである」…これは、緊急事態に至っても変わらない考え方です。いつなんどきでも、”仕掛け”という戦略は萎縮してはいけません。

”仕掛け”の考え方、手法が違ってくるだけです。

マーケティング活動の場合、無理な訪問アプローチによる営業活動は、今の時期に自粛するしなかない。なぜなら、取引先も”その状況ではない”ことが予想されるからです。

緊急事態のマーケティング活動は、マンツーマンマーケティングの実践と徹底です。例えば、「お得意様にニュースレターを発行する」「自社製品・サービスのオンリーワンを訴求するための写真・動画を撮影し、ホームページにリンクさせる」…などなど、打ち手は無限にあります。

今現在ホームページがないという事業者は、作成に着手することもいいでしょう。

幸い、令和元年補正「小規模企業持続化補助金」第一弾(令和2年3月31日締め切り)も発動されています。

新商品開発や新サービスの開発も、今の時期に実行すべき戦略です。極端に言えば、この緊急事態を逆手に捉えて、普段なかなかできないことに着手するのです。

そして人財育成・人財教育です。

前回の記事で書きましたが、資金確保は緊急事態には最も最優先する戦略です。資金計画表を絶対に策定してください。

その上で、やるべきことを粛々とやる…考え方に変わりはありません。

もちろん、それどころではない…と対応に追われている経営者もいらっしゃるでしょう。

一方で、緊急事態には対応した経営戦略があり、平常時と比較して優先順位が違ってくるのです。

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