経済の緊急事態に対応する中小企業経営−4

日々コロナウィルスの感染者が増え続け、政府が外出・移動の自粛を要請している今日。中小企業経営は、生き残りの知恵と行動が試される時だと思います。まさに日本経済の基盤を支えている中小企業全体の危機的状況と言えるでしょう。

では、この状況に”まな板の鯉”状態で、外部環境に翻弄されるままでいるのか…。それとも、今やれることを実施しておくのか…。この2つの岐路で”これから”が決まっていきます。

今このような自粛状況下において、普段なかなか実施できていなかったことを実施する時間にあてることが経営者の使命だと思っています。

そのひとつが”商品・サービスの検証・改善・開発”というものがあります。今、飲食店や観光業、理容店などでは売上昨対比が50〜80%の落ち込みとなっている状況だと推察します。もっと酷い状況もあると思われます。

お客様が来ないからと言って、何もしないのは実にもったいない。

飲食店は「現メニューの検証・改善と新メニューの開発」を、理容店・美容店であれば「現在のサービスの見直しと新サービスの開発」を手がけましょう。もちろん、緊急融資政策の活用などによる資金確保を行った上で…です。

”検証・改善・開発”というのは、時間を確保してじっくりと取り組むに限ると思っています。

今このような環境下において、時間を確保をしやすい状況を逆手にとって、企業戦略の根幹「品質戦略」を見直し、振り返り、磨き上げ、実行していくことが肝要です。

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