”いい会社”になるために…。その実像に迫る−4

こういう時期だからこそ、足元を見つめる”経営基盤強化”を図りましょう…。一貫して主張していることですが、経営基盤の強化とは、”いい会社になるための取り組み”を実直に行っていくことに他なりません。

恩師、坂本光司先生も”いい会社になるための100の指標”の中で、経営者の評価項目を「あり方」として定めています。

この指標を見ると、経営とは「やり方」ではなく「あり方」が問われる営みなのだ…とつくづく思います。かなりの確率で、経営には鉄板ノウハウ(こうしたら成功する…)という妄想を描いています。また、そのような主張をしている経営コンサルタントもいるから困ったものです。

断言しますが、経営には鉄板ノウハウなんてこの世に存在しませんよ!絶対に!

同時に、経営コンサルタントは経営のノウハウを教える(指導する)人ではありません。そんな人がいらっしゃるならば、是非お会いしたいものです。

中小企業診断士をはじめとした、経営コンサルタントを生業としている人は、クライアントに寄り添って課題解決を支援することしかできません。そのためのありとあらゆる知識、経験、スキル、人脈、ノウハウを駆使するのです。

同じように中小企業経営では、経営者のあり方が問われます。あり方とは、熱意・情熱・不屈心、イノベーション力、事前準備力、洞察力、そして人脈(ネットワーク)です。

経営者の後ろ姿に対して、社員・スタッフは意気に感じるものです。それは、高い給料や待遇・優遇などではありません。

”いい会社”にして、社員・関係先・お客様を幸せにしたいという心意気のことなのです。

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