中小企業診断士のマインドセット!ーARIKATA【6】

【中小企業診断士として収入アップのための成長プロセス要件】

「足の裏のごはん粒」と揶揄される中小企業診断士資格ですが、小生は”稼げる診断士”になることで、その仮説が間違っていることを証明していきたいと考えています。

中小企業診断士は、どの国家資格(士業)よりも、収入アップが見込める仕事です。ただし、その成長過程を的確に踏襲すれば…の話です。

後述して詳細に記していこうと思いますが、この欄では簡単に説明したいと思います。

中小企業診断士には、4つの大きなスキルが必要です。

それは「調べる」「書ける」「話せる」「取れる」スキルです。ひとつひとつ説明していきましょう。

「調べる」スキルとは、リサーチ・スキルのことです。市場調査や店舗調査(ミステリーショッパー)、企業内組織診断や人財力診断など多数のリサーチ業務があります。中小企業診断士は、プロの経営コンサルタントですから、現場を現物で現時に観察するスキルが必要です。その確認は、「現状に肉薄する」ことが必要です。

このリサーチスキルは、全てのコンサルティングの基本中の基本です。間違った現状認識による、間違った情報は、間違ったコンサルティングを提供してしまいます。

稼げないコンサルタントは、リサーチプロセスを省略する傾向があります。つまり、フレームワークに頼りすぎて、机上で現状認識作業をしてしまいがちになります。

「事件は会議室で起こっているんじゃない!現場で起こっているんだ!」とは、以前映画であった有名なセルフですよね。

経営コンサルティングの基本は、この一言に集約されます。

「書ける」スキルとは、リサーチパーパー(調査報告書)が、企画書が、コンサルティングツールが策定できるスキルのことです。

中小企業診断士は、わかりやすい資料作りを常に意識する必要があります。

特に、コンサルティング企画書策定は、実際の仕事獲得には必須のスキルです。コンサルティング企画書の策定のこつは、「経営者が成果をイメージできること」です。

この成果とは、「コンサルティング支援がもたらす価値」のことです。つまり、提供するコンサルティング支援がどんな経営パフォーマンスをもたらすか…?を具体的にイメージできることです。

そこに、中小企業診断士のコンサルティング実例が伴えば、より説得力が増すでしょう。

よく企画書を出さない中小企業診断士を見ますが、そういう方は”稼げる診断士”となることはできないのです。

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