中小企業診断士のマインドセット!ーARIKATA【9】
【自称:経営コンサルタントとの戦い方−①】
日本全国津々浦々、経営コンサルタントを名乗り、業としている人はおよそ10万人と言われています。中小企業診断士は、約2万人。そのうち独立して継続的に収入を得ている人は、半数にも見たないでしょう。
ということは、単純に考えて自称コンサルタントの方が、圧倒的に稼いでいるプロが多いということになります。
これは、中小企業診断士として本当に残念な現状です。国家資格ホルダーである、中小企業診断士はもっとフィールドに出て、中小企業経営の実態に肉薄し、問題・課題解決に奔走すべきです。そうすれは、自然と収入は上がってきますし、継続的にクライアントにもご縁があるはずです。
もっともっと中小企業診断士の価値を上げていきたい!この資格を持っていて、この考えに賛同いただく仲間たちと、「中小企業診断士バリュー研究会」(仮)を立ち上げましょう!笑。
さておき…中小企業診断士は、コンサルティング市場において「自称:経営コンサルタント」と戦っていかなければなりません。
明確に断言しますが、自称;経営コンサルタントの人たちが、コンサルティングスキルの実力は遥かに上です。もちろん、診断士の中にも”大活躍されて稼いでいる方”も大勢おられます。ただ、その数は極めて低いように思います。
このままではいけない!この想いは、多くの中小企業診断士が抱える悩みではないでしょうか?
まず、中小企業診断士が、自称:経営コンサルタントとして”闘う=差別化を図る”には、専門特化ではなく『汎用特化』していくことが重要です。
つまり、専門的な分野に特化したコンサルティングサービスを提供するのではなく、”何でも解決家”として中小企業経営に入り込んでいくのです。何度も書いていますが、中小企業診断士は「町医者漢方医」です。そして、中小企業は様々な課題の連続です。
課題解決のプロフェッショナルたる、中小企業診断士は「経営者や社員の目線で、現場でタイムリーに課題解決と向き合う」そして、「これは専門外だから…」という言葉で仕事を放棄してはいけません。
もう一度言います。中小企業経営者にあらゆる方面から寄り添えるのは、公認会計士や税理士でも社労士でもありません。中小企業診断士なのです。悩みやお困りごとを打ち明けてくれた経営者に感謝して、熱意と誠意と想像力を持ってクライアントの経営パフォーマンス向上に貢献していきましょう。
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