中小企業診断士のマインドセット!ーARIKATA【11】
【中小企業診断士の企画提案力】
中小企業診断士が、他の士業と根本的に違うポイントは、この「企画提案力」ではないでしょうか?中小企業診断士として、活躍できるテクニックがあるとすれば、企画立案・企画書策定・企画プレゼンテーションのスキル・テクニックでしょう。断言しますが、中小企業診断士は「看板上げただけで、お客が来る」ほど甘い職業ではありません。
中小企業診断士の仕事は、”クリエイティブ力”が試されます。え〜〜せっかく中小企業診断士の資格を取って、独立したのに「クリエイティブ」力なんて自信ないよ〜〜!って悩んでいる方。ご安心ください。中小企業診断士のクリエイティブ力は、学び・トレーニングすることで身に付けることが出来ます。ある程度は…です。
なぜなら、前例や事例が数多くありますし、先人(先輩や独立して活躍している同僚)のノウハウを基にして自らの考えをミックスすることで、オリジナル性を高められるからです。
ただし百戦錬磨の中小企業経営者から、信頼を勝ち取って、仕事まで依頼されるためには、企画提案力が絶対条件です。
その企画提案力は、汎用企画ではありません。「個別具体的な経営課題を、個別具体的な手法で、個別具体的に解決できる」オリジナル企画です。その企画提案書を一生懸命策定し、一生懸命プレゼンすることが、経営者の心を動かします。
コンサルティング支援の企画提案書は、策定するコツがありますが、その内容はここでは深すぎて説明できかねます。
ただ一つだけ助言するとすれば、効果や成果が期待できる企画内容にすることです。コンサルティングの効果や成果こそが”価値=バリュー”であり、その価値を経営者が認識した時に、はじめて仕事が依頼されるのです。
効果や成果に、一片の疑問点や自信のなさが見えると、契約には絶対に至りません。
悩みを持っている経営者は、常に改善策を模索しています。そして、改善策の解決方法はかなりの確率で、「自分の中で答えを決めている」場合が多い。
その経営者の悩みを察し、答えにより近く、且つ独自のユニークな解決策を提案してあげるます。
すると、「こいつと付き合っていると、我が社にとっていいことがあるな…」と思ってもらえるようになります。実は、コンサルティングの企画提案力は、ここが分水嶺となるのです。
「こいつと付き合っても、なんかストレス」とか「なんか愉しくないな…」と思われてしまったら、絶対に仕事をいただくことはできません。
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