中小企業診断士のマインドセット!ーARIKATA【17】

【中小企業診断士がミッションを見失うと…】

一般の人も含めて、中小企業経営者も含めて、そして当事者も含めて中小企業診断士のミッションを「売上を上げること」という認識をしている人がなんと多いことか…。ネットに出てくる”チープな(と勝手に思っている)”経営コンサルタントの中には、「売上を上げる方法を教えます!」とか「増客はこうすれば実現する!」などと謳っている輩もいますよね。

大手経営コンサルタントファームの経営コンサルタントのメルマガにも、このようなフレーズが多くみられます。

中小企業診断士は、国家資格ホルダーです。国家から認められて経済産業省に登録された、経営コンサルタントのプロです。ですから、その気概と誇りを失ってはいけません。

中小企業診断士のミッションは、ズバリ!「クライアントを”いい会社”にすること」に他ならない。このブログで、再三訴えていますが「売上を上げる」ことや「利益を最大化する」ことではありません。

それは、全て「いい会社になった」結果現象なのです。

いい会社になるために、中小企業は様々な課題を抱えています。中小企業は問題の連続です。その課題をひとつひとつ、個別具体的な戦略で解決していくこと。これが中小企業診断士のミッションと心得るべきです。

そして、中小企業診断士がそのミッションを見失うと、「売上を上げるため」「利益を最大化するため」に様々な犠牲政策を提案していきます。結果として、いい会社とは逆方向の「誰かを犠牲にする経営」を指南することになり、経営者から見透かされて長期的な契約支援にはつながりません。

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL