中小企業診断士のマインドセット!ーARIKATA【18】
【中小企業診断士は、外科医か?内科医か?】
ビジネス界におけるドクター的な役割を、中小企業診断士は一定において担っていると思います。企業経営を”戦い”だと認識しているコンサルタントもいますし、経営参謀として位置付けている人もいます。
中小企業診断士として、現場で活動しているとき、その存在をひと言で言うならば「町医者漢方医」です。
経営者が一人という零細企業から、売上100億までの中堅企業までが守備範囲だと思いますが、そのような会社は課題の連続です。
そして、短期的で部分的な課題ではなく、経営の総合的な課題を解決することがミッションになります。
ですので、専門医としての存在でなく「身近な町医者」として活動する方が、その存在価値が光ります。
依頼される仕事も、プロジェクト型の短期的な取り組みでなく、理念を創り、「理と利の統合」を図り、単年度経営計画書を策定して、会議にてPDCAを考察していく…。その過程で発生する様々な経営課題を個別具体的にソリューションする。まさに町医者です。
そして、漢方医という意味。
中小企業診断士は、企業が大きな木として例えた場合、根っこを強固にすることが使命です。枝葉の問題をしリューションするのも大事ですし、緊急事態においては外科的処置(コストカット)も必要でしょう。
中小企業診断士は、クライアントの企業体質を改善して、”いい会社=健康体”にすることが最大の仕事です。
そのためにありとあらゆる、知恵や経験、ネットワークやフレームワークを駆使して伴走しながら支援することです。
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