コロナ後のコンサルティング業界を考察する…。

コロナ情勢は一時の大爆発を過ぎたものの、一進一退という状況であると思います。中小企業診断士として現場を駆け回っていると、この数ヶ月の状況が、世の中(特に中小企業を取り巻く経済環境)をガラリと変わったことを実感します。

それは、経営コンサルタントの業界も同じです。これまでのビジネスモデルが、ドラスティックに変わることは間違いないでしょう。

予想される変化…。

まず「専門特化型コンサルタント」は、生き残りが難しくなると考えられます。これからの経営コンサルタントは、クライアントのありとあらゆる課題に向き合う必要があります。課題は実に多様性を増していて、課題解決のために伴走型を貫くコンサルタントの存在は必要性を増すでしょう。

意思決定の場としての、オンライン会議の限界に気づきます。会議というのは、ディスカッションの場です。そのためオンライン会議では必ず限界があります。情報共有の場として、活用するツールになることでしょう。

同じ空気を吸いながら、同じ雰囲気の中で意思決定のディスカッションをする会議が再び見直されるでしょう。

現地現場に入らないコンサルタントは、淘汰されます。机上の空論や財務諸表で経営診断をするコンサルタントは、情報化がさらに加速する社会において、仕事を依頼されることが無くなります。現場に入り、五感を研ぎ澄ませて解決策を模索することが、ますます要求されます。

講義型研修は、オンライン活用がますます進みます。ただしクオリティは下がります。やはり、生ライブ講義に勝る方法はありません。エネルギーの放出力が違いますから。

他にも様々な変化が予想されます。今後も動向を見守りたいと思いますが、泥臭い現場型コンサルティング支援が無くなることはない。

小生も「町医者漢方医」としての知識・スキルにさらに磨きをかけねば…と改めて思っているところです。

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