勘違いするな!診断士。
中小企業診断士とは?この問いに、即答できる中小企業診断士はどれくらいるでしょうか?経営コンサルタントのプロフェッショナル国家資格である中小企業診断士は、常に謙虚で誇りを持ってミッションにあたらなければなりません。
誇りを持つ…とは?中小企業診断士が、「実績紹介」と称して自身の”手柄”のようにホームページなどに掲載することではありません!絶対に!
クライアントの業績実績は、中小企業診断士がもたらしたものではありませんよ。これを勘違いしている輩(中小企業診断士)が、あまりにも多いような気がします。
今日も見ました。ある診断士のホームページ。
『コンサルティング実績』と称して、
・◯◯を施して(支援して)赤字がたちまち黒字転換!
・◯◯経営戦略の転換で、5年連続赤字企業が1年で黒字に!
・営業トークを確立して、売上前年比130%に! などなど
書いているだけで、同業として恥ずかしくなるようなフレーズをよくもまあ書きますね。
明確に言っておきますが、業績というものはクライアントの100%実績です。中小企業診断士は、きっかけを演出したに過ぎない。診断士が、そんな魔法のようなパワーを持っていたならば、何をやっても業績が向上するはず。
勘違いするな!診断士。と言いたいですね。
中小企業診断士は、黒子であり旗振り役であり、参謀であり、助言者です。経営パフォーマンス向上のために実働するのは、クライアントの経営者であり社員であり、幹部なのです。
経営コンサルタントに仕事を依頼したい…とお困りの中小企業経営者の皆様。
ホームページなどで、コンサルタント実績を明らかにひけらかす中小企業診断士は注意が必要ですよ。
名医は、自分の実績を自慢するような愚行はしないですから。
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