リーダーにとって最も必要な要素

前日の記事で、幹部研修の優先について書きました。中小企業経営は”人本経営”です。人財の質が勝負を分けるのです。とりわけ幹部(リーダー)の資質は、中小企業経営の舵取りに多大な影響を及ぼすものです。

俗に、”王将と歩”の経営と呼ばれがちな中小企業経営においては、飛車角・金銀を育てていくことが重要です。ただし、リーダーの資質を的確に見抜かないと、人事登用において重大なミスを犯してしまいます。

ここに経営リーダーにとって必要なファクターを列挙しますので、参考にしてみてください。

① 揺るぎない情熱(パッション)を持っている

② 利他の価値観を持っている

③ 全体意識・全体最適感を持っている

④ 傾聴(人の話に耳を傾ける)スキルを有している

⑤ 状況判断のスピードが速い

⑥ 自己責任感が強い

⑦ ユーモアに溢れた魅力がある

強いリーダーがいる会社は、経営が上手くいく傾向があります。逆に、リーダーが育たない会社はその成長に限界がきます。

仕事ができる(捌ける)ことが、リーダーシップを約束するものではありません。リーダー人事を間違ってしまうと、スタッフが育たず退出者(退職者)が続出したり、ギクシャクした企業風土を生んでしまったりする不幸を招きます。

また、一度リーダーに登用した人材が不適格者だった場合、降格人事という事態に陥る可能性もあります。降格人事は、レアケースを除き多用してはいけません。他メンバーへの心理的影響が大きく、モチベーションに大きく影響してしまうからです。

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