中小企業診断士のマインドセットーARIKATA【34】
【中小企業診断士が成すコンサルティングサービス:経営理念創出支援②】
このサービスが提供できなければ、プロのコンサルタントとして稼いでいくことができないくらい、コンサルティングの根幹をなす支援であると言えるでしょう。企業にとって、経営理念は「事業の目的」であり「メンバー全員共通の価値観」であり「事業判断基準」なのです。
以前、一緒に仕事をしたことのある自称経営コンサルタントが、「ネットでフレーズを検索して、経営理念を作ってはいかがでしょう?」と提案していた笑い話のような経験を紹介しましたが、そんな価値が低いものではありません。
ですので、オリジナル性に溢れた美しいフレーズで、端的に我が社の存在価値を表現する言葉として、創出するべきものです。
エイチ・メソッドでは、経営理念と行動基準、中期ビジョンの一言集約・創出支援を相互的に提供しています。要する時間は、平均的に18時間ほどかかります(6時間/1日×3日間が目安)。経営者が独断で決めてしまうと、構成メンバーの想いが込められいていないために、納得感と覚悟が醸成されません。
中小企業診断士(経営コンサルタント)は、想いの引き出し役と翻訳家となり、美しいフレーズを創出して組み立て、完成に導く役割を担います。
この経営理念創出支援は、その後の各種戦略のコア部分となるために、継続的に支援ができるための基盤となります。
「燃える人事考課制度」においても、経営理念と行動基準からのキーワードを評価要素として抽出し、評価と理念の方向性マッチを実現しています。
何度も言いますが、経営理念は全ての戦略考察に基準となる価値観です。企業は経営理念の実現を事業の目的として、商売を展開していきます。戦略のブレを無くし、判断基準を統一させるために経営理念の創出は慎重に、社員参画型で実行していくことが重要です。
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