中小企業診断士のマインドセットーARIKATA【36】
【中小企業診断士が成すコンサルティングサービス:単年度経営計画書策定支援ー2】
外部環境に翻弄されやすく、大きな影響を受ける中小企業経営においては、外部環境の影響を受けてもできる限り小さくする仕組みづくりに取り組む必要があります。
そのひとつが、経営計画書(事業計画書)作りなのですが、”備えあれば憂いなし”という言葉あるように、経営という航海において、進むべき正しい方向性を示してくれるツールの存在は、実にありがたいものです。
当然のことながら、数字の羅列だけでは説得力に欠けます。というより説得力ゼロ!です。単年度経営計画書の内容は、アクションプランが中核を成します。まず、前期(今期)の振り返りをし、来期の展望と成長プランを考察します。
行動なき成長はありませんから、行動(アクション)計画の立案を”できるだけ具体的に”記載していきます。フォーマットで言うと、縦軸にアクション項目(内容)を優先順位の高い順番で決めていきます。横軸は、各月(半年から1年、四半期ごとでもいい)を記載します。
表の中は、具体的なアクションを5W2Hで議論、決定、記載していきます。
行動計画は、具体的でないと実行のモチベーションが上がりません。
中学高校の時の試験対策を思い出してください。「がんばる」よりも「◯◯と⬜︎⬜︎を、いつまでに終了させる」と記載した方が、頭の中がクリアになって”燃えて”きますよね。
単年度経営計画書も然り。部署ごとの幹部が、その部署のアクションプランを自主的に自律して考察し、決めていくところに意味があります。
上層部から押し付けられた計画ではない、自らが自らにコミットした内容です
経営首脳部は、企業全体の中期ビジョンを考察していきます。また、会議体系や研修制度なども考察していく役割を担います。
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