士業の存在価値を考える…。
毎日のようにクライアントの課題解決のために、経営の現場を駆け回っていますが、最近特に考えさせられることがあります。中小企業には、様々なステークホルダーが関わっています。
金融機関、仕入れ先、外注先、販売先、マーケティング企業(広告代理店など)…そして士業の方々。士業といえば、代表的なのは税理士(会計事務所)ですが、そのほかにも給与計算や労務関係の手続きで社会保険労務士、法律顧問で弁護士…といった面々です。
もちろん、小生のような、中小企業診断士(経営コンサルタント)が経営顧問として関わる場合もあります。
先日もありましたが、会計事務所(税理士)の首をかしげたくなるような仕事。月額顧問料金(4万円)をクライアントは支払っていますが、試算表を今期に入って1度も持参していないという実態です。今期が始まって8ヶ月経過しているにもかかわらず、1度も試算表を出していないとは…。業務怠慢としかいえないでしょう!
特にコロナ情勢においては、経営の緊急事態です。自社の財政状態をタイムリーに把握することは、必定です。呆れてしまいました。
月額顧問料金は、何のために支払っているのでしょう。小生は「即刻返金してもらうか、もしくは、最速で試算表を作るよう要請してください!」と提言しました。
このような事例は、枚挙にいとまがないほどよく散見します。特に目立つのは、会計事務所の怠慢です。すべての会計事務所がそうであると思いませんが、あまりにもよく見る実例です。
士業はよく”先生”と呼ばれます。小生も時々呼ばれますが、「先生と呼ばれるほど馬鹿でなし」。
クライアントの明るい未来を創る支援をすることが、士業の存在価値です。常に兜の緒を占めて、クライアントに寄り添い、課題解決支援に当たらねばなりません。
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