業績決定要因と業績阻害要因をつかむ!

業績第一主義の経営はいつか行き詰まりがきます。なぜなら、誰かを犠牲にする経営になりがちだからです。社員に圧力をかけて辞職率を高めたり、取引先(仕入れ先)の値下げ交渉をしたり、品質を落として原価低減を図り、お客様離れを起こしたり…。

経営というのは、「人を幸せにする活動」のことですから、関わる人が須くWin- Win-Winになる環境づくりに挑戦すべきです。

経営には「業績決定要因」と「業績阻害要因」というものがあります。業績は文字通り「事業を営んだ成績」ですから、社会からいい評価を受けていくことに挑戦し続けるべきです。経営者も我々のようなコンサルタントも、企業の「業績決定要因」「業績阻害要因」を探り出すことが重要です。

「業績決定要因」は、ここを改善(戦略実行)すれば、業績が上がっていく(可能性が高い)という課題解決点のことを言います。

反対に「業績阻害要因」は、反対にこれを放置すれば、業績が悪化するという問題点のことを言います。

この二つの要因は、手間暇かけて丁寧に調査・診断していかなければ仮説特定できません。もちろん、要因それぞれは多数存在するのですから、解決の優先順位をつけて実直に実行していくことが重要です。

ヒアリングや一方通行からの情報で、この要因が特定できるほど簡単なものではありません。

様々な現場に赴き、様々な角度から観察・調査をしていかなければ、行き着くことができない課題点です。

 

ひとつ思い出したことが…。以前、一緒に仕事をした自称コンサルタント(女性)が、とあるクライアントの総合支援をしながら、取扱商品が何かを知らなかった時には閉口してしましました。(笑)

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL