経営におけるオフェンスとディフェンス

スポーツの世界に限らず、オフェンス(攻撃)とディフェンス(守備)という考え方があります。経営の世界にもあります。

オフェンスは、ブランディングや営業・販促といった”仕掛け”を必要とする戦略です。逆にディフェンスは、バックオフィスにおける総務や経理、事務処理などといった戦略です。経営者によって、得意・不得意な分野があります。営業が得意だが財務的な戦略が不得意、反対に数字分析は得意で資金管理もしっかりしているが、営業が不得意という具合に様々です。

経営資源に乏しい中小企業経営は、最も欲しい資源として”ヒト=人財”が挙げられるわけですが、不足する人財力を補う戦略として、また、不得意分野を補うために専門家を活用することをお勧めします。

”不得意な分野を克服してから、勝負する…”などという時間定な余裕は経営の世界にありません。特に中小企業は課題の連続…。次々と立ちはだかる経営課題に対し、即効性のある解決策を立案し実行していくためにも、信頼できるブレーンとどれだけ繋がっているか…。これも、とても大切な経営戦略です。

また、近年ではITやAIの発達で、オフェンスやディフェンスにおける業務効率化が急速に進んでいます。クラウド会計や営業戦略進捗管理・情報共有ソフトなども続々と登場してきています。

しかしながら、これらを使いこなすのもまた人間。優秀な人財を育てる”人を大切にする経営”が、オフェンスとディフェンスの適正なバランスをもたらすことも事実なのです。

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