経営の足腰(基盤)を強化する方法
コロナ禍における第3波が到来している今日この頃ですが、飲食店を中心に存続が危ぶまれる会社も多いですよね。このような外部環境(自助努力では如何ともしがたい環境)には、適応していくことが重要…と思います。しかし、適応という言葉を具体的に噛み砕いて説明できるコンサルタントが、どれだけいるでしょうか?
経営は足腰が必要です。経営基盤と呼ばれるもので、建物で言うと”基礎”のようなものです。この基盤が強ければ強いほど、外部環境に翻弄されにくい経営体質を作り上げることができます。この基盤の正体は…?
結論を言うと、”顧客の数(絶対数)”です。
経営や商売において、最も重要な指標である「売上高」。収益の源泉であり、お客様満足度を測定できる指標でもあります。
この売上高は、掛け算で表すことができます。様々な公式がありますが、マーケティングの観点からすると…。
売上高=客数 × 客単価
という公式です。ここで重要なのは「客数」という要素。客数は、「たまたまお買い上げになったお客様」ではなく、自社商品を”是非欲しい”として「わざわざお買い上げいただいたお客様」のことを指します。
このようなお客様を「顧客」と呼びます。別の言い方をすれば、「ファン」ということになります。
コロナ禍のような緊急発生的な経済情勢の時、”適応”という言葉で表される経営戦略は、実は「客数(顧客数)」を増やしていく地道な作業のことを言います(他にもあります…念のため)。
顧客数が月々、年々増えていっている会社は足腰(基盤)が強い!そして、一時的に売上がダウンしても、ファンは必ず戻ってきます。緊急事態が過ぎ去った後の回復力も早い。
困るのは日頃からお客様目線ではない商売に徹し、損得勘定・損得判断の経営をされている会社・企業です。
特にコロナ禍のような、経済情勢が到来すると「一人一人(一社一社)のお客様満足度に真摯に向き合っているか?」そして、「顧客(ファン)となってもらうような努力をしているか?」が問われます。
日頃の経営努力が試される機会となるのです。
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。