中小企業診断士のマインドセットーARIKATA【46】

【中小企業診断士が成すコンサルティングサービス:幹部・リーダーの育成】

中小企業診断士(経営コンサルタント)の仕事は、ある意味「人間ウォッチング・スキル」が試される仕事と言っても過言ではありません。何度も訴えていますが、中小企業経営の根幹はヒト(=人財)であるからです。

中小企業が成長段階にあるときは、ビジスネ拡大のチャンスです。このチャンスをものにするために、経営者がやるべきことは何でしょうか?もちろん新規出店や商品開発も大事でしょう。しかし、成長段階であるかゆえに最も大切なミッションは「幹部・リーダーの育成」であることを認識ましよう。

幹部・リーダーの育成に課題を持っている中小企業は意外と多い。逆に、しっかりした幹部が育てば経営者は様々な「社長業」に着手できます。育成方針はただ一つです。「経営理念の真意を理解し、伝え、組織浸透させることができる」幹部・リーダーの育成です。

間違っても、「(お金)を稼ぐ幹部」「技術を極めた幹部」という育成方針を打ち立ててはいけません。お金を稼ぐことや技術を高めることが、幹部の仕事ではありません。それは全てが結果現象。

リーダーは、組織をあるべき方向に導くスキルが最も求められます。

「自分は稼げるから」という理由で、部下を見下したり組織をまとめたるすることができない幹部・リーダーは、一歩間違えれば組織の規律を乱す人罪となりかねません。

中小企業診断士は、クライアントに寄り添う専門支援家として経営幹部・リーダーの育成プランを立案し、実行支援していくことが期待されますし、ニーズは高いです。

 

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