休みが増えれば生産性は下がるのか?

社員の休みが増えると稼働日数や稼働時間が絶対的に現象し、生産性(売上や製造成果)が減少すると考えている中小企業経営者は、意外と多いですね。もちろん、勤務日や休日のバランスは大切です。しかし、長時間におよぶ労働時間は帰って生産性を下げるという実例は、僕の経験上明確に断言できる現象です。

懇意にさせていただいている社長から、「会社の売上が120%以上で伸びていったのは、自分が現場に対して口を出さなくなったこと、そして休日を週休二日できちんと休むようにしてからなんだよね…」と言われたことがあります。

それまでは、厳しく社員を叱咤していたし、休日も月に5日ほどだった。これでは限界があると感じ、休日も8日に変更し、社員に対しても直接叱咤することをやめた…と。結果的に、モチベーションが飛躍的に上がり、会社の生産性は着実に向上したということです。

人間は機械ではない。機械も定期的なメンテナンスが必要ですよね。働くという行為も、休みやリフレッシュというリセットを通じて価値を上げていくと生産性は飛躍的に向上するものです。

経営者の最大の仕事は「社員・メンバーのモチベーションを上げること」というのは僕の変わらざる持論です。

そのためには、経営を支える幹部・リーダーの育成が絶対的に必要なのです。オンオフのスイッチを切り替えることができ、メリハリのある仕事が価値を高める…そんな意識を醸成する組織風土を育みたいものですね。

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