熱くならなきゃコンサルじゃない!
中小企業診断士のミッションは「価値と価値を掛け合わせて、新しい価値を創る(支援をする)」だと思っています。僕も12社ほどの定期顧問支援クライアント様がありますが、それぞれのクライアントには個別具体的な課題が存在しているものです。
これも僕の持論(信念)としている価値観ですが、「クライアントの課題を我が課題として取り組む」ということです。経営コンサルタントは、第3者的な立場から客観的に観察して助言するスキルが求められますが、「あまりにも俯瞰してしまう」とクライアントに寄り添った支援ができません。
プロコンである以上、クライアントの抱える課題やその解決に対して、一緒に熱くなって喜怒哀楽することが求められます。
以前にも書きましたが、中小企業診断士は先生ではありません。仕事柄「先生」と呼ばれることがありますが、姿勢やハートまで先生として接してしまうと「立ち位置」を誤ってしまいます。
立ち位置を誤ってしまうと、「クライアントの課題を解決するための、寄り添った支援」ができません。上から目線で助言したり、謙虚な行動ができなくなります。
経営コンサルタントは、クライアントと一緒に(同じ目線)課題に向き合い、時に熱くなり、時に冷静に判断していくことが大切です。熱くなっては物事を判断することができなくなる…と主張するコンサルタントもいますが、「燃え滾るような情熱と冷静な判断力」を持ち合わせてこそ、プロと言われるのではないでしょうか。
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