中小企業経営にまつわるフランチャイズ戦略
このご時世、自ら起業して新しい価値を社会に投下して対価を得ようとする人たちが、増加していくものと考えています。つまり長いコロナ禍により、しばらく日本経済はでの景気に見舞われるでしょう。その時、雇用されないなら起業して商売を…と思い立つ人が現れるのも自然な話だと思います。
中小企業診断士という立場から、起業そのものは心から応援しています。実際に僕も起業しましたから。
しかし、起業そのものは難しいことではありません。「起業を軌道化すること」が難しいのです。すなわち、事業を継続していくことです。
さて、フランチャイズ経営という分野があります。本部(フランチャイザー)からノウハウを教授して、その対価を支払いながら商売をする形態です。
コンビニエンスストアや飲食店、カフェなどに多い事業形態です。最大のメリットは、本部からのノウハウを提供してもらうことによる、時間の短縮でしょう。
安易に始めたフランチャイズ事業が軌道化できずに、早々と閉めてしまったというケーズは数知れません。
結構な確率で散見される事象として、本部が出した甘めのデータを信じてフランチャイジー契約したが、思うように売上が伸びないとう現象…。
フランチャイズ型経営はの最大のデメリットは、各種独自戦略が制約されている、あるいは全く不可能であるということです。中小企業経営は、オンリーワン戦略をどう立案するか?がその成否を分けます。
フランチャイジーとして経営する時は、戦略に足枷手枷をつけられることを覚悟することです。
現在多くのフランチャイズ本部が展開している事業に、フランチャイジー(加盟店)として契約する際は、十分な事前調査と覚悟と、十分な財力を持って望むようにしましょう。
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