『燃える人事考課制度』のメカニズムー16
【評価要素の数と考課者負担の考え方】
一般的な人事評価制度において、評価要素(評価する切り口・ポイント)はかなり数が多い傾向にあると思われます。「燃える人事考課制度」においては、洗練された評価要素において無駄な労力を防ぐ特徴を重視しています。
人事考課制度というのは、組織を作り、モチベーションを上げて、活性化したチーム・人財を育てることが目的ですから、できるだけシンプルで負担をかけない運用が理想です。
最も時間を要しなければならないのは、後述しますが「考課面談」と呼ばれるものです。
実際にシートを使って評価点数を採点していくプロセスは、可能な限り考課者の負担を軽減させるように、シート自体を仕上げることがベターです。
評価要素の数としては、評価項目ごとに3要素。
定量評価(業績評価や数値評価など、物理的測定が可能な評価)は、1項目。
定性評価(成長プロセスを文言化した評価)は、3〜4項目
1項目あたりの評価要素は2〜3がベターですので、評価要素の数は12〜15というところが、最も適正な数といえましょう。
考課者においては、部下(あえて部下といいます。メンバーやスタッフのことです)の仕事ぶりや頑張り具合を、きちんとモニタリングすることは必須です。
日々のモニタリングを実施して、各メンバーの成長ぶりを見つめて、寄り添い、促進することが望ましい。
そうすると、いざ人事考課に臨むにあたり、負担も軽く評価自体の的確性も増していくでしょう。
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