中小企業診断士のマインドセットーARIKATA【49】

【中小企業診断士を志す仲間へのメッセージ−1】

数ある士業の中で、中小企業診断士は特異な国家資格であると言えましょう。独占業務はなく、名称独占の資格であるにもかかわらず、支援は非常に難しい。

試験範囲も非常に広域で、つかみ所がありません。勉強の方法も、特に2次試験などはセンスを問われます。ある意味正解のない答え(模範解答はあります)を導き出して、採点されます。

近年は、大学院をはじめ様々な機関が養成課程を開設し、2次試験を免除できるコースとして受験生を募っています。

ちなみに僕は、法政大学経営大学院イノベーションマネジメント研究科(通称イノマネ)MBA特別プログラム(通称M特)第1期生です。

法政大学経営大学院の門をたたき、学んだことは僕の誇りであり、財産となっています。2次試験に挑戦するのもいいですが、チャンスがあれば大学院で学ぶのも大いに価値があります。

中小企業診断士2次試験は、事例をもとにロジックに基づいて、回答を記述していきます。事例の中の情報からはみ出すような、奇抜な解答はタブーとされます。

しかし、実務社会においては奇抜な経営戦略を立案し、実行する場合が往々にしてあります。

いやむしろ、尖った戦略の方が成果を期待できる場合があるのも事実です。

ですので、2次試験の事例問題のような経営課題にぶつかった時もオリジナル性に富んだ戦略が期待されます。

中小企業診断士は、クリエイティブな仕事です。戦略自体をクリエイトできる診断士を目指しましょう。

クライアントの制約条件を目一杯活用し、あらゆる知恵(叡智)を研ぎ澄ませた経営戦略を考案してください。

 

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