社員教育の格差!
「社員教育格差」。これは、最近の中小企業経営における深刻な課題だと思っています。今後10年間を考えた時、社員教育に真摯に取り組んで、投資やコストを惜しまない企業と、社員教育にまったく向き合わない企業の格差は拡大すると断言できます。
理由は様々あります。
⒈ 労働人口の減少で、現在の生産性を維持向上させようとすれば、業務効率化に意欲的に取り組む社員が重要。
⒉ 商品自体の差別化が困難になっている今日。オンリーワン経営を実現するためのは、人財力での差別化が必定。
⒊ 新しい人財を採用・育成していくために、現存社員の成長は必須条件。
⒋ 選ばれる企業でないと、今後の生き残りは困難。選ばれる企業には選ばれる人財が集う。
以上のような理由からです。
経営は長期的視野に立って、運営する必要があります。時々、人財力よりも資金力(ヒトよりカネ)を地でいく経営者に会いますが、遠くない将来に経営が行き詰まることは、目に見えて明らかです。
損得経営から脱却し、善悪経営に舵を切る。社員教育重視経営は、善悪経営に繋がる方策です。
また、いまどき社員のモチベーションを著しく削ぐような言動をする幹部・経営者は、全くもってナンセンスです。
経営は最終的に経営者の責任。人材も”採用した責任”というものに向き合わないと、どんな優秀な社員が入ってきても、いつの間にか潰れていく極めて悪い社風が育まれてしまいます。
いつの時代も、人財が「いいモノを創り(仕入れ)、カネを稼ぐ(業績を上げる)」ということを再認識しましょう。
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