言い回しやフレーズで、イノベーションは起こせるか?
日本語は本当に美しい…。毎日のようにブログを書き、最近は小説を執筆しましたが、そのような日本語に向き合う機会があると、心から感じることです。
僕もブランドコンサルタントを自称している以上、言葉はとても大切にしていますし、フレーズは「素晴らしさを伝える重要なツール」と認識しています。
しかし、とあるコンサルタントの売り出しを見たときに、「フレーズで業績を上げる!」というような文言を見た時は、かなりの違和感を覚えました。
言葉遣いや言い回しで、業績が向上するなら、こんなに楽なことはありませんよ。コピーライターはたちまち敏腕コンサルタントでしょう。笑
企業をブランディングするイノベーションのコアは、品質(クオリティ)以外の何者でもありません。品質がズタボロなのに、言葉の力だけで業績を上げるのは「詐欺に近い」行為だと思いませんか?
また、口八丁手八丁で経営や商売が成立するほど、甘い世界ではありません。何度も言いますが、商売は始めることが大切なのでなく、続けることに価値があるからです。
経営の継続は、品質なしではありえません。どんな商売でも一緒です。
いくらお客様の心に刺さるプレゼンをしても、そこに”確かな間違いのない、絶対的な品質”が伴っていなければ、継続的取引は成立しないのです。
商談の場面で、一時的に成功することはあるでしょう。しかし、そこから長い長い関係性がスタートする訳です。
中小企業経営の目標はブランディングの構築です。「高品質、高価格、高付加価値」実現のためには、言葉やフレーズだけに頼らない、品質そのものの向上が望まれるのです。
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