リアリティ・コンサルティング
経営コンサルタントの業界は、まさに玉石混交であると断言できます。中小企業診断士という国家資格ホルダーとして、恥じないクオリティをクライアントに提供していくのは必然と言えるでしょう。
現場型の経営コンサルティングを、志のある中小企業に提供し、一定の満足感を持っていただくには?リアリティのあるコンサルティングを提供することが必定です。
コンサルタントの中には、理想論ばかりを掲げて助言する輩もいます。あるべき論は、教科書に載っていますからコンサルタントが、わざわざ助言しなくても経営者には分かるものです。
ましてや相手は、日々死活問題と向き合っている海千山千の経営者です。「こうあるべきです!」ばかりのコンサルタントは、即契約を斬られますよ。
では、何を持ってリアリティを追求すべきでしょうか?ひとつは、五感を常に経営現場に向けることです。
より経営現場に肉薄した、実現可能性の高いコンサルティングソリューションを、分かりやすくお伝えします。
その手法は、SWOT分析やVRIO分析、ファイブフォースモデルなどの各種フレームワークで導き出せるものではありません。
現場で事実を見て、耳で聞いて、触って味わう。臭いで感覚を研ぎ澄ませる…。この行為からリアリティ・コンサルティングが実現します。
経営者から「売上を上げるには、どうすればいいですか?」と聞かれるとしましょう。下手なコンサルタントは、「客数、客単価どちらも大切です。どちらも上げていきましょう。」と言います。
稼げるコンサルタントは、「売上は客数と客単価の掛け算です。しかし、客単価というのはつまり、”財布の中身(予算)”ですよね。したがって優先順位が高いのは客数。常に、ひとりひとりのお客様を大切にして、ひとりでも多くの客数(顧客数)を上げていきましょう。」と答えます。
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