企業再生型コンサルティングの”あるべき手法”

アフターコロナにおける中小企業経営を取り巻く環境を想像するとき、きっと企業再生をマスト(必須)とする企業が爆発的に発生することが予想されます。

おそらく2年に及ぶであろうコロナ禍は、多くの中小企業経営を圧迫し、資金繰りの逼迫を招くことでしょう。ひと昔前のように、企業再生という仕事が再増するのではないかと考えています。

この、企業再生という局面ですが、中小企業診断士(経営コンサルタント)の中には「経営改善計画書」を作って、金融機関からの借入返済を「リ・スケジューリングする(リスケ)」ことだと勘違いしている人もいます。

金融機関の返済一時停止やリスケは、一時的な効果しかありません。断言しますが、収益構造の改善(ビジネスモデルリニューアル)を推進しないと、本当の意味での企業再生にはならないのです。

そのため、再生の仕事はとてもエネルギーが必要となります。経営者側にも、支援者(中小企業診断士)側にも…。マイナスをゼロにする仕事ですから。

ビジネスモデルの抜本的な改革(以前は、リ・エンジニアリングと呼んでいました)のプランニングと実行支援。これが、企業再生型コンサルティングのあるべき姿です。

このとき、下手なコンサルタントは、非常なコストカットを推奨してきます。経営資源に限りのある中小企業経営において、コストカットは限りなく優先順位が低い。

収入(売上)の改革と、ブランディングによる粗利益の改善…。再生コンサルティングは、ここからスタートします。

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