オンラインでコンサルティングは可能なのか?

長引くコロナ禍において、従来のビジネスモデルが根本的に劇的に変化する…という専門家や有識者がいます。たしかに、業種・業態によっては劇的な変革が求められる事業・ビジネスも存在します。

変革が起こるビジネスは、事務的な事業(資料策定や書類策定)、PCの画面を見ながら終始する事業(ネットビジネス、トレーダー)…。飲食店のテイクアウトもある程度は促進されるでしょう。また、AIに任せる職種も増加していくことも予想できます。

一方、変わらないビジネスもあります。特に対人的なビジネスです。

経営コンサルティングも、典型的な対人型ビジネスですので、オンラインでの経営コンサルティングは普及していきません。

研修事業は別です。研修はある意味、その現場の様子を知らなくてもできる。そのため、オンラインでの受講が可能なのです。いや、むしろオンラインが急速に普及していくことも予想されます。すべての研修事業がそうなるとは思えませんが…。

さて、経営コンサルティングは「現場」志向でないと成り立たない事業・事後です。

オンラインで経営コンサルティングを提供します…といった文言を掲げたコンサルタントを時々拝見しますが、そんなスキームか教えて欲しいくらいです。

オンラインでできるのは、せいぜい経営者へのヒアリングと資料解析ぐらいでしょう。

もし、ヒアリングや資料による診断(現状認識)とフレームワークによる解決方法を的確に助言しようとされているなら、明言しますがそんなチープで浅はかなものではありませんよ。経営というのは。

したがって、オンラインで経営コンサルティングが可能か?この答えは、否!です。ただし、今現在の技術では…ということを付け加えておきます。

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