ブランドは社内で創るもの

中小企業経営の目指すべき方向性は、ブランディングであるとこのブログでも再三主張しているところです。

ブランディングに成功すれば、様々な利点があります。

まず「価格決定権を握ることができる」。中小企業経営の最大の禁じ手「価格競争」。オンリーワン商品(サービス)を開発し、顧客を掴むことができれば、価格決定権を主導できます。結果として、高価格・高付加価値経営を展開できるのです。

次に、「お客様がやってくる」ことが挙げられます。究極のブランディング効果は、営業が不要な経営が実現できること。選ばれる商品(サービス)、選ばれる企業、選ばれるスタッフ。とにかく、お客様が選んでやってくるようになります。営業展開が不要。こんなに楽な経営はありません。

そして、「新しい価値を世の中に投じることができる」です。お客様の指示が絶大な、商品・サービスはそれだけで価値があります。この価値を世の中に提供し、反映している中小企業は多い。新しい価値を創造し、新しい価値を世の中に提供する活動です。これこそ、中小企業経営の鏡と言えましょう。

ブランディングですが、創り出すのは専門家(コンサルタントなど)ではありません。あくまでも価値を創造するのは、社内メンバーの仕事。

中小企業診断士などの外部専門家は、演出家であり調整役でしかありません。間違いのないブランディング商品やサービスを開発し、ブラッシュアップするのは、中小企業自身の戦略なのです。

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