経営の次の一手を”具体的に”考える

抽象的な構想は、だれでも考えることができます。ある意味、”あるべき論”を提示すればいい訳です。中小企業診断士のあるある現象ですが、フレームワークを示して、原理原則で経営の行く末を示し、構想提案する。

この行為自体を否定するわけではありませんが、この局面はプロのなせる技とは言えない。

プロならば、個別具体的な提案を、個別具体的なスケジューリングで提案すべきです。下手な経営コンサルタントは、抽象論でばかりコンルティングします。

コンサルティングの真髄は、「個別具体的な経営課題を、個別具体的な手法・戦略で、個別具体的に解決する」こと。常に具体的な提案でなければ、経営者は受け入れてくれませんし、組織は動きません。

「言うは易し」の中小企業診断士、経営コンサルタントがあまりにも多い…そう考えているのは、僕一人ではないと思います。

中小企業診断士の仕事は、プロ(=報酬をもらう)の仕事。決してボランティは成立しません。では、お金をいただくためには、”あるべき論”を振りかざしただけの提案では、「…で?何をすればいいのですか?」という基本的な質問に、右往左往することになります。

経営の次の一手を常に考え、個別具体的な解決策を考案するためには、クライアントの経営実態に肉薄(自分の五感をぶつける)しなければなりません。

オンラインで個別具体的なコンサルティング活動ができますか?絶対に不可能です(現在の技術では…)。

抽象論コンサルティングでは、報酬をいただけない…このことを常に意識すべきです。

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