無限の打ち手を生かす条件
中小企業経営において、戦略というものは無限にあります。要は知恵を絞り、叡智を結集して難局を乗り切ることができるか?まさに今は、真価が問われているのです。
打ち手は無限ですが、優先順位があります。複数選択を同時並行して進めていくのは、人的資源に制限のある中小企業にとっては至難の技です。
そこで、優先順位を決めて実行していくことが大切なわけですが、ここで中小企業経営の基本中の基本「PDCA」を実直に回していく…ことこそ打ち手を生かす最大の条件と言えます。
PDCAを回していくためには、担当や時期、目的や手段を(5W2H)で具体的に決めることが大切。
よく散見されるのが、「言いっ放し」「計画倒れ」という現象です。中小企業経営において、PDCAを回して行かない社風があると、かなり致命的。なぜなら、限られた資源を一点集中して実行、突破していくことが常時求められるからです。
実は、このPDCA(マネジマントサイクル)。言うは易しで意外と難しい。だからこそ、専門家である我々経営コンサルタント(中小企業診断士)の出番なのです。
決めたれた戦略を着実に実行して、内容検証し、改善案を投下していく…。コンサルティング会社であっても、意外とできていない落とし穴です。
また、経営者の覚悟と実行力、ブレない精神力も試されます。
戦略実行の局面において、「ちゃぶ台返し」を多用し、チーム(組織)メンバーが白けることがないよう、しっかりと向き合いましょう。
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