中小企業診断士のマインドセットーARIKATA【52】

【中小企業診断士の成長プロセス 〜診断士の行動力〜】

中小企業診断士は、経営コンサルタントですから当然のことながら、学者ではありません。あくまでも、中小企業の経営課題に個別対応して解決支援する専門家です。

ですので、「行動力」が必要です。行動から導き出さされる現場認識、現状認識力は、机上の空論から導く仮説を何よりも実証する結果につながります。

活躍する(喜ばれる)診断士は、とにかくフットワークが軽い。まず現場に足を運び、自らの五感を研ぎ澄ませて現状認識します。

まちがっても、フレームワークに頼ってはいけません。フレームワークは、行動による現場認識力を補完するただのツールなのです。

そういう意味では、第一線で活躍できる中小企業診断士には、年齢的な限界があると思っています。

社会人としても、成熟域に入った50代が最もピーク。50〜55歳を最高点に、下降曲線をえがくものと思われます。

中小企業診断士として現場で躍動する「活躍年齢」を伸ばしていくこと…これはとても重要な取り組みです。行動力が試されるプロですから。

「行動力をもって、クライアントの経営現状に肉迫する!」これが、診断士の基本スキル。肉迫の意味は、文字通り「肉体をもって迫る」。つまり、行動力のことなのです。

近年コロナ禍を皮切りに、オンラインで経営コンサルティング支援を推奨する輩が出てきました。はっきり言いましょう。オンラインで経営コンサルティングは不可能です。

コンサルティングのスタートは、「行動によってもたらされる現場観察力」なのですから。

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