『顧客接触率』という考え方

企業全体のブランンディングを確立し、全体戦略で生き抜く中小企業経営において、売上を上げていくための重要な指標として『顧客接触率」というものがあります。

つまり、直接部門(営業部や販売部)における業務時間内の、顧客様に接触しプレゼンしたりご案内したりする時間の比率のことです。

計算式は、(顧客様に接している時間)/(業務時間)です。8時間勤務のうち、顧客様に接している時間が1時間ならば、12.5%ということになります。

この顧客接触率の「顧客」は、厳密にいうと顧客様(つまりファンやリピーター)のことを指します。「たまたま客」ではなく「わざわざ客」のこと。

この顧客接触率を調査すると、驚くような結果が出ることが多い。

顧客接触率をアップさせるためには、外商営業なら「移動手段と時間の効率化」や「報告書やレポート、請求書など事務処理の効率化」がマストになります。

小売業などの対面販売ならば、「品出し」「陳列」などの作業や「5Sなどの間接作業の効率化」を図っていく必要があります。

最低でも、50%の顧客接触率を実現したいところ。そうすれば、売上は確実に拡大していきます。

顧客をつくり、顧客を育て、接触時間を作り、提案時間を創出する…このための具体的手法を考案して、営業活動・販売活動に取り入れてみてください。

苦戦する売上業績を打破する戦術が、きっと立案できるはずです。

中小企業はブランディング戦略がカギ。ブランディングが実現すれば、顧客に支えられます。顧客様の絶対数が、中小企業経営基盤の正体であることを忘れてはなりません。

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL