中小企業経営者のARIKATA学【自社の正しい現状認識】

【中小企業と大企業の違い】

日々大勢の中小企業経営者と触れ合っていると、考え方に特徴的な要素を感じることがあります。価値観は多様ですから、良いとか悪いとかの線引きはできません。当たり前ですが…。

しかし時々ですが、自社を大企業のような錯覚をお持ちの経営者に出会うことがあります。スタッフが50人を超えても、立派な中小企業です(小売業、資本金が5千万円以下の場合)。

中小企業の経営は、大企業のそれとは全く違うパラダイムとアクションが必要となります。

全方位型、豊富な品揃え、価格戦略…どれをとっても大規模な戦略を仕掛けるのが大企業です。なぜなら、経営資源が豊富だからです。

ヒトもモノもカネも、そしてジョウホウも…。

中小企業はそうはいきません。ものの見方考え方に、根本的な違いがあります。

一点集中型、高品質な品揃え、高付加価値戦略…大企業とは正反対の戦略なのです。

このような違いがっても、自社が豊富な人財や商品に恵まれていると勘違いなさっている経営者を、ときどき発見いたします。

経営は「やり方」ではなく「あり方」で勝負が決しますから、中小企業経営者であれば「あり方」をマッチしなければなりません。

大企業病(あえてそう言います)に陥った経営者は、自社のマネジメントを間違ってしまいます。特に、中小企業経営は「人本主義」を取ること。

人を大切にし、人が活躍できる環境を整えること…。つまり、メンバーの可能性を十分に引き出すマネジメントを取るのです。

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