中小企業経営者のARIKATA学【経営者のフトコロ事情】

【経営者は裕福か?】

「社長はお金落ちである!」とは、巷でよく聞く言葉ですよね。たしかに、末端の社員からすれば、役員報酬という形で高額な給料をもらっているのが経営者です。

恩師・坂本光司先生は「社員の給与上限は、年齢の15倍まで」「経営者の報酬は、社員の4、5倍を目安に…」と言われています。

つまり社員の平均年齢が40歳の場合、給与上限は15倍の600万円。経営者は、年収2400〜3000万円を目安に…ということになります(あくまでもマックスの数字です)。

経営者は、経営の全責任を負っているわけですから、報酬が高い理由はある意味当たり前です。是非、社員に憧れられるような報酬をもらって欲しいと思います。

大切なのは、経営者のあり方。経営者は、「社員の給与をできるだけ上げてあげたい」と思わないといけません。時々、人件費をできるだけ抑えて…などとのたまう経営者がいますが、間違っています。

大切な社員の幸せを応援する…これが経営者のミッションです。そこに、我が社の社長をリスペクトする想いが生まれるのです。

僕のクライアント様にも、県内で一番給料が高いと言われる会社にしたい…との想いから、社内の各種仕組みを整備している経営者がおられます。

その想い(やり)は、必ず社員に届きますし、その姿勢やマインドに社員は感動して、一生懸命頑張ってくれます。

「人間は所詮カネ。人も金で操れる」と本気で思っている経営者は、いつか社員から見放され、困ることになります。

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