地を這うようなコンサルティング

中小企業診断士の本分は「手間暇かけてクライアントの面倒を診ること…」であると思います。国家資格ホルダーである自覚と誇りを持ち、ご縁のあったクライアントに対して誠意誠実に向き合うことが約束されます。ごく稀に…ですが、決めたことを実直に守れないクライアント様もいらっしゃいますが…。

さておき、中小企業の経営コンサルティングというのは、大企業のそれとは根本的に違います。ITを駆使したり、AIが発達したりしても中小零細企業のコンサルティングは究極ハンドメイドです。

まさに「やり方」よりも「あり方」!中小企業診断士の活動も、あり方(姿勢やマインド)が問われるのです。

そこで従来から僕は主張しているのですが、経営コンサルティングは「現場、現物、現時」の三現主義に基づいた事実確認が命です。これは「地を這うようなコンサルティング」からのみもたらされます。

フレームワークやコンサルティング理論に長けていても、現場での地道な確認作業には敵いません。フレームワークは、現場で事実確認した後の検証で使うツールにしかすぎないのです。

診断士の皆さん。

クライアント様の工場内に入っていますか?

事務所内の空気感を感じていますか?

売場に立ってお客様の動向を確認していますか?

事実確認するポイントは無限です。確認するポイントはあればあるほどいい。

その昔…ろくなフィールドワーク(現地視察・調査)をせずにSWOT分析して戦略立案しようとしたコンサルタントがいました。SWOT分析のかくフレームに入力する情報は、徹底した事実確認調査の結果もたらされます。

それはまさに、地を這うようなコンサルティングの一環なのです

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