中小企業経営者のARIKATA学【経営者のリスペクトファクター…3】
【社長がブレまくると…】
中小企業経営の最高意思決定者は普通、代表取締役社長です。大企業と違い、株式を公開したり上場したりしていない限り、会社のいく末に最大の影響を及ぼすのは「社長の見解」です。
では、社長が外部の専門家からの意見に翻弄され、考えや発言がブレまくったらどうなるでしょうか?
僕もクライアントの社長に、提言・提案をします。町医者的な顧問支援をする専門家ですから、当たり前です。
時には耳の痛い苦言をする場合もあります。もちろん、コンサルタントとしての発言には覚悟と自信を持っています。
経営者が、専門家からの助言に対して自分の考えや行動を大きく違えるようなことをしてしまうと、メンバーは皆方向性を見失います。
最高意思決定は社長が担っている訳ですから、自信を持って判断すればいいのです。
判断基準はもちろん「経営理念」です。そして「行動基準」なのです。
理念にマッチしない経営者の発言は、現場をシラケさせます。結果的にメンバーは、社長をリスペクトできません。
社長は全社員から恐ろしいほどその言動を見られています。経営者がリスペクトしかねる人柄だと、組織のエネルギーは著しく削がれるのです。
結果的に業績が向上していかない。
経営者は会社の中で誰よりも「経営理念の体現者」であり「語り部」であり、率先垂範できるリーダーであるべき。
そして経営者は経営理念に対してブレない言動を常に意識すること…。ブレまくった時の組織・チームの残念感は大変なものがあるのです。
経営者はブレないハート、言動、信念…これがもっとも重要なのです
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