中小企業診断士のマインドセットーARIKATA【66】

【コンサルティング品質の条件…「現場確認」】

経営コンサルタントを生業とする以上、コンサルティング・クオリティが大切なのは言うまでもありません。昨今のコロナ禍において、オンライン会議が実行され、かなりの普及を見せました。

一方で、経営コンサルティングも「オンラインで可能!」だと断言しているコンサルタントもいます。

正直言って、「あそう、では見せてもらいましょうか?」という感想しか持つことはできません。なぜなら僕は、現地に足を運ばないコンサルティングなどこの世に存在しないと思っているからです。

経営コンサルティングは、企業の経営実態に肉薄し、事実確認(そこで起きている事象を五感で確認すること)がマストだからです。

オンラインで可能な事実確認は、せいぜい「経営者からのヒアリング」だけでしょう。ヒアリングだけで事実確認が終了したと思ったら大間違いです。トンチンカンなコンサルティングサービスを提供することになりかねませんよ。

経営コンサルタントの助言によって、クライアントである中小企業の経営戦略に多大な影響を与えるのです。

はっきり言います!オンラインでどれだけの事実確認が可能ですか?

薄っぺらなコンサルティングになると、クライアントの不幸を招きかねません。自信を持ったコンサルティングサービスを提供するためにも、現場に肉薄したコンサルティング支援を施しましょう。

オンラインで可能なコンサルタントの仕事は…?せいぜい研修や勉強会くらいなものでしょうね。それもリアル実施とは品質が格段に下がることを覚悟しなければなりません。

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