DX依存の危険性

DX(デジタル・トランスフォーメーション)という言葉…一見かっこいい取り組みのように聞こえますよね。しかし、中小零細企業経営に照らし合わせた場合、そこには大変な危険性を孕んでいることを認識しましょう。

背景はAI(人工知能)を駆使した技術です。そのため、管理や効率化に関しては強みを発揮しますが、創造や開発の根幹支援は無理です。

技術的な専門家ではありませんから、今後この技術がどこまで発展するかは未知数です。

ですが、経営はある意味「クリエイト活動」であるということが言えます。新しい価値を創造していかないと、企業経営は存続成立できません。

クリエイト活動に対して、安易にDXを導入しようとすると、中小企業経営はダメージを喰らうことになりかねません。あくまでも、「効率化重視」「価格競争重視」「大規模品揃え重視」の大企業ならまだしも、ハンドメイドで価値を創っていく中小零細企業にとっては、不具合を招いてしまうのです。

以前にも書きましたが、効率化重視経営は中小企業戦略にマッチしないし、価格競争は最大のタブーです。

中小企業は「心のこもったハンドメイド商品で、フェイストゥフェイスの暖かい商売」を推進していくことが重要なのです。

DXが相応しいのは後方支援。つまり、作業と呼ばれるタスクの時間短縮や効率化。効率化された時間を、価値創造に充てていきましょう。

DX推進業者の安易な言葉に乗せられて、過剰な投資にならないよう気をつけたいものです。

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